ブリーフ&トランクスの名曲『ゴールデンボール』がレコード大賞を逃した理由。
こんにちは、ゆとり( @yutori_life )です。
みなさんは「輝く!日本レコード大賞」や「ブリーフ&トランクス」はご存知でしょうか。
ブリーフ&トランクス、通称ブリトラの『ゴールデンボール』という曲は彼らの数ある楽曲のなかでもかなりの名曲で、そのキャッチーなメロディと神秘的な歌詞は日本の音楽史上に名を残すほどの価値があるとわたしには思えてなりません。
今回は改めてレコード大賞とはなんなのかを考えたのち、この名曲の魅力と受賞を逃した理由について検証してみたいと思います。
・「輝く!日本レコード大賞」とは?
スポーツ紙を含む各新聞社の記者が中心となって決定する、音楽に関する賞である。略称は「レコ大」(レコたい)。第一回放送は1959年。
なんとなくずっとある番組だな~という印象はあったもののここまで長い歴史があるとは知りませんでした。
現在は全14種類の賞があるらしく、概要は
・最優秀歌唱賞
・優秀作品賞
・最優秀新人賞
・新人賞
・「作詩賞」「作曲賞」「編曲賞」:特に作詩・作曲・編曲の分野で独創的であると認められた『作品・作者』に贈る。
・企画賞
・功労賞
・特別功労賞
・日本作曲家協会選奨
・優秀アルバム賞
・アルバム賞
・特別映画音楽賞・特別歌謡音楽賞
今回着目するのは作詩賞です。ウィキペディアによると「独創性」がポイントとなるようです。
独創性とは、『独自の考えで物事をつくり出す能力。また、新しい物事がもつそのような性質』とあります。…すみません、よくわかりません。(バカ)
とにかく、独自の目線でなにかしら考えられていることが大事なのでしょう。(たぶん)
・『ゴールデンボール』という名曲
わたしがこの曲に出会ったのは高校生の頃で、この曲は2012年ブリトラが再結成した際にリリースされた伊藤多賀之さんソロ時代の楽曲です。作詞作曲は伊藤多賀之さんです。
タイトル通り、ゴールデンボールを通して人類の生命の誕生の神秘について歌った楽曲です。注目してほしいのは特にそのサビ部分です。
生き残れ 僕らの ゴールデンボールよ
人類滅亡のシナリオ ぶち壊してよ
下から蹴らないで ゴールデンボールを
何億個もの命がそこで 時を待ってる
僕らの未来の空が 灰色でも輝き続けよ
この世に存在するすべての人類の始まりはゴールデンボール。たとえ未来が灰色でも、その時を待つ何億個もの命の種を持つボールは金色に輝き続けているのです。
そしてラストサビでは
生き残れ 僕らのゴールデンボールよ
お風呂入ると伸びるよ ゴールデンバッグが
不思議そうに子供が見てるよ ゴールデンボールを
何億個ものライバル抜いて 勝ち残った後
僕らが生まれたのなら このシラけた時代に負けはしない
と続き曲が終わります。
この大サビが一番好きなのですが、たしかに、我々が生を受けてこの世に誕生したこと自体がまぎれもなく奇跡で、もしもあの時あの戦いで違う奴が勝っていたら今の自分ではない人がこの世に生まれていたのかもしれないのです。そんな熾烈な戦いを勝ち抜いて自分は生まれたのだということを考えるとまさに、「こんなシラけた時代になんか負けてたまるか」というような生きる気力が沸いてきませんか?
普段生きていると忘れてしまうようなことを、この曲は改めて我々に提示し、自分という存在を見つめなおさせてくれる素晴らしい楽曲なのです。
わたしが名曲と呼ぶ理由を少しは分かっていただけたでしょうか?
それではまだこの曲を聴いたことがない人のためにリンクを添付しますので、そのキャッチーなメロディにも注目してぜひ一度聴いてみてください。
・理由とまとめ
さて、では本題の「なぜレコード大賞を獲れなかったのか」ということなのですが、ここまで私の話を聴いていただき実際の楽曲を聴いていただいた方はおわかりかと思います。
そうですね、この曲がまぎれもない下ネタソングだからですね。
むしろこれ以外の理由があると思った方はぜひ教えてください。
この曲は簡単に言うと、金○で製造された精子がセッ○スをして射精され卵と結びつくという一連の生命誕生までのプロセスを歌った曲です。だからです。そんな曲がレコード大賞を獲るわけありませんよね。
ただひとつだけ、誤解していただきたくないのは、だとしてもこの曲に関していままでわたしが述べてきた意見は変わりませんし、名曲であることには変わりないということです。
ブリトラにはこのほかにもたくさんの素晴らしい楽曲があります。この記事をきっかけにぜひ聴いてみてくださいね。